アメリカのピザレストランで起きた強盗と店員の泣ける話し。

アメリカの新聞"Helena Independent Record"紙に
掲載されたお話し。

先日モンタナ州のピザチェーン店で起きたドラマチックなニュース。

強盗に押し入った男と女性店員で交わされた
泣けるお話し。

月曜日深夜、
黒いパーカーで身を包んだ赤いバンダナの男がピザ屋に入店。
男の顔は緊張でこわばっていた。

彼はレジにやってくると女性店員に向かって、ぎこちない声で
「カ、カネを出せ」
と脅した。

さすがにビビった女性店員が、ゆっくりとレジからカネを取り出し
押し入った男へカネを手渡し始めた。

すると突然男は、その場で泣き崩れた。

「うぅぅ...し、仕方ないんだ...ぁぁ...
　にょ...女房と、子供のためなんだ...ぁぁ」

驚いた女性店員は、泣き崩れた男としばらく話し込んだ。

「あなたに必要なのは、おカネじゃなくて
　焼きたてのピザとチキンウィング、
　それにソーダのテイクアウトよ」

と優しく諭したという。

女性スタッフの優しい言葉で、気が変わった男は、
じっと、ピザが焼き上がるのを待っていた。

たたずむ男のポケットから、ポトリと大きなナイフがすべり落ちた。

焼きたてピザを渡された男はそのまま店を去っていった。

女性店員の勇気ある対応のおかげで、
彼女も他の客達にもケガ人は出なかった。


事件の会った"PAPA JOHN'S"

事件後、このピザチェーン店"PAPA JOHN'S"の
マーケティング・ディレクターが、こう語っている。

「私たちにとって、一番大切なことは
　お客さまと従業員の身の安全を確保することです。
　誰もケガをすることなく収まって、本当に良かった」


その後、警察が男の捜索を始めたが、
逮捕状が出されるべきかどうかを悩んでいるようで、
警察関係者は
「彼がもうこんなことをしないよう、願っているよ」
と話したそうだ。

※usnews.nbcnews.com参照





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